お薬による治療を前向きに続けるために

お薬手帳の重要性

Q4.
お薬手帳にはどのような役目がありますか?
A4.
お薬手帳に載っている情報は、患者さんの投薬歴を正確に把握する上でとても重要です。いつも持ち歩くようにしましょう。

高齢の患者さんの多くは糖尿病や高血圧といった合併症があり、ほかのお薬を服用されています。このような場合、お薬手帳が重要な役割を果たします。お薬手帳を見て、他院も含めて患者さんの投薬歴を正確に把握するのは薬剤師の重要な業務の1つです。前回の受診日からの投薬歴をみれば、その間、患者さんがどのような状況にあったのか、あるいは主治医が処方しているお薬の影響とは違う症状がみられるのは何が原因なのかを把握するのに役立ちます。お薬手帳に載っている情報を見て、医師や薬剤師が大切な判断をすることも多いのです。そういった意味で、お薬手帳は1冊にまとめ、いつも持ち歩くようにしましょう。

多発性骨髄腫の患者さんの場合、病気や治療によって腎臓の機能に影響が出ることがあります。多くのお薬は尿として排泄されますので、例えば腎臓の機能が悪くなって尿が出にくくなると、お薬の副作用が強く出ることがあります。薬剤師は、患者さんの腎臓の機能とお薬の量との関係を注意してみるようにしていますので、例えばほかの病院でもらっているお薬の量が、現在の患者さんの腎臓機能から考えて多すぎるなと思う場合には、お薬の量を減らしていただくよう、主治医あるいは薬剤師から他院の医師に連絡をとる場合もあります。